2022年11月01日(火)

法話

一日一生

北川 大我

 

今日この頃、耳にしない日はないのではないでしょうか。
新型コロナウイルスは絶えず勢力を増して感染が続いています。
私たちの目に見えるものでもなく、いつどこでとも周知できず危険と隣り合わせの毎日に変わりありません。

 

そんな中、メディアにはあまり取り上げられていませんがご存知でしょうか。
警視庁と厚生労働省では2020年の自殺者が3.7%増加だと伝えています。
これはリーマンショック直後2009年以来の増加に転じたのだと。

 

女性や若年層の増加が目立ち、感染拡大に伴う外出自粛や生活環境の変化が大きな要因なのです。
これからを担う若者が命を自ら断つということは如何なることなのか。
人それぞれ境遇は異なるにせよ、そのような世の中であります。

 

そんな中で私が大事にしている
“一日一生”
という言葉。

 

世の中というものは諸行無常、一時も同じ時はなく過去を変えることも、この先のことさえも誰にも分かりません。
私たちは与えられた命を精一杯に生きるのです。

 

いただいた命、賜った命をいかにして生きて往くのか。
決して生きるということを放棄せず、どんな苦難であっても生き抜いていかなくてはなりません。

 

どんなに辛くても、どんなにしんどくても、悩めるということが命あってのものだと思います。

 

だからこそ命を捨ててはなりません。
いただいた命だから。今の世の中、生きたくても、できない人、叶わない人がたくさんいます。

 

そんな中で今、私たちができることは、
当たり前のように迎えられている今の生活、今日この一日に感謝の心を忘れることなく、
誰かと比べたり気にしたりせず、その人なりに精一杯生きることではないでしょうか。

 

その人なりのその人にあった生き方で良いのではないでしょうか。

 

しかし、断念せざるを得なかった人、
生き抜くことを果たせなかった人の人生を決して見離すことはできません。

 

それぞれ大小はあるにせよ、もがき苦しみ、
誰かに相談することさえもできないほど追い込まれ、
それでもなんらかの結果、答えを見つけようとその人なりに、最後の最期まで立ち向かったのだと思います。

 

私自身もまだ若いながらも、
夢を抱き、挫折を繰り返し、けれども叶わず、一体何をどうしていけばよいのか、
一層このまま死んでしまったほうが楽なんじゃないかと考えた時期もありました。

 

しかしながら、どうして、今このようにして自分が生きていられるのかと思うと、
様々な要因があるにせよ、生き続けなければならなかったのだと思います。

 

ただ、明確な答えというものは未だにわかりかねますが、
だからこそ、私はその人なりのその人にあった一日一日を精一杯に生き、
生き続ける、生き抜くということを時間をかけ自問自答していくものだと思います。

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