2023年04月17日(月)
日記
お歌詞マニア♪ vol.2 ~優里 ”おにごっこ”~

お歌詞マニアとは…住職が独断と偏見で、楽曲の歌詞の一部を、佛教につなげるシリーズです。
皆様楽しんでくださいね♪
優里 ”おにごっこ“
「おにごっこは一人じゃできないよ…、追いかける番になって初めて分かったよ」
この曲の歌詞に出てくる、当たり前に分かっている『私』という存在が、共同体としての一部だということ。
「追いかける番になって初めて分かったよ」という歌詞も、人間の自己中心的な感覚の中にある儚さに触れています。
ここ最近、ご高齢の方から「挨拶はどんな社会でも基本」という言葉をよく耳にします。
社会とは、人間同士が共同体を形成し、コミュニケーションを取りながら、お互いの信頼や愛情を育んでいくものです。
挨拶はその基本と言っても良いでしょう。
しかし、時に世代を問わず、心の状況や身体の状況によって、その基本の挨拶というコミュニケーションが上手くいかないときもあるかもしれません。
(例えば、心がそんな状況にない。もしくは耳が遠くて聴こえていない)
そんなときに「おにごっこは一人じゃできないよ」「追いかける番になって初めて分かったよ」
この言葉を思い出してみたいものです。
一人では生きていけない存在だからこそ、人間関係が上手くいく時も、そうじゃない時も、
相手の立場や状況を思いやることが出来たら、そんな素晴らしいことはありませんよね。
お互いに補い合って生きていたいものです。
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