2023年09月01日(金)

法話

人心の至奥より出づる至盛の欲求の為に宗教あるなり

2023年度盆法要-住職法話より抜粋

「人心の至奥より出づる至盛の欲求の為に宗教あるなり」

この言葉は大谷大学初代学長、清沢満之(きよざわまんし)氏が残した言葉です。
ほんとうに生きたいと願うその心に応えるものとして、宗教がある」という意味です。
私達は日々の生活のなかで、そのような心を持って生きることができているでしょうか?

世の中に目を向ければ、自分の思い通りにならないことに心が追いつかず、大切なその命をないがしろにしているニュースが多く散見されます。

そもそも仏教の視点からこの命を考えてみれば、私もあなたも「頂いた命」という原理原則があります。しかし、私達はいつの頃からかこの考えを忘れてしまい、「自己責任論」の都合のもとでその命を考えてしまいがちのように思います。

戦後、高度経済成長期を経て、何もかも豊かな環境に身を置く私達は、いつのまにか何もかもが思い通りになるかのように物事を捉え、資本優先や合理性優先の思考で今日まで生きてきました。

その先には、何があるのでしょうか?

自己責任論の向こう側は、どうしようもなく孤独で、寂しい世界が待っています。
しかし、阿弥陀如来は私達人間のその孤独感や、寂しささえも受け取り、必ず帰る場所を与えて下さっています。そして私達がどんな環境や、状況にあっても、「救われてほしい」と願っておられます。
これを、浄土真宗では「本願」と云います。

頂いた命をどのように生きることが「ほんとうに生きる」ということなのか。
「本願に生きる」とはどういうことなのか。
本願に生きるとは、その寂しさや悲しみを越える、もっと安心できる生き方なのです。
こうした私の生き方への振り返りを抜きにして、宗教、仏教の意義を味わうことは難しいことなのかもしれません。同時に、その寂しさや、悲しみに触れるご縁を頂いたからこそ、阿弥陀如来からの本願念仏の願いに触れるご縁を頂いていると言う事もできます。

合掌

 

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