2024年09月30日(月)
お寺の掲示板
お寺の掲示板 vol. 9『やれなかった やらなかった どっちかな』 2024年10月 大谷裕樹―選
『やれなかった やらなかった どっちかな 』 相田みつを
こんにちは。
今年の夏は猛暑が続いたり、
急な大雨に見舞われました。
このように悪天候が続くとやる気が起きない人は
多いのではないのでしょうか。
今回はそんな方々に向けた言葉を紹介いたします。
「やれなかった」は
例えば、「時間が無いせいで宿題をやれなかった」のように、
〇〇のせいで〜 を頭につけて言います。
何か他の事が原因でできなかった場合を指すといえます。
「やらなかった」は
例えば「宿題をやらなかった」のように、
他のもののせいにせずに、
自分の意思決定した行動にのみ
言及している場合を指すといえます。
つまり、前者は他の事を言い訳にして責任転嫁して言っていますが、
後者は自分の責任として受け入れて言っている
という捉え方ができると思いました。
物事に対してやる気が起きない、面倒くさい
と感じることはあると思います。
そういうときに何か言い訳をしてやらないでいることはありませんか?
実は私は物事ができなかった時に
ついつい言い訳をしてしまう癖があります。
やらないことを正当化するために他のもののせいにしてしまうのです。
そして、言い訳を続けているうちに、
自分が言い訳していることに自分自身で気づけなくなってくるのです。
しかし、この言葉に出逢うことで、
今の怠惰な自分があらわになったのです。
今の自分に気づくことで、
自らを奮起するきっかけになりました。
「やらなかった」ことを「やれなかった」ことにしようとしていた自分に気づくのです。
そこで初めて言い訳していたことに気づき、
ようやく自分事として受け入れることが出来るようになったのです。
少しづつでも自分事として向き合う機会を増やしていく事で、
怠け癖が改善されていくようになったのも、
今回の標語に出逢えたからだと思っています。
みなさんも、時にはやる気が起きない、面倒くさい
と感じることはあると思います。
その時に自分と向き合って行動することができれば、
より良い生き方になっていくのではないでしょうか?
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