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2025年03月04日(火)

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お寺の掲示板vol. 12『相手を受け入れ理解しようとすることが人間関係の基本である。 自分と違っていてもいいと思ったとき新しい世界が開ける』 2025年3月 大谷裕樹~選

お寺の掲示板vol. 12『相手を受け入れ理解しようとすることが人間関係の基本である。 自分と違っていてもいいと思ったとき新しい世界が開ける』 2025年3月 大谷裕樹~選

「相手を受け入れ理解しようとすることが人間関係の基本である。

自分と違っていてもいいと思ったとき新しい世界が開ける。」

(ジョン・グレイ)

 

こちらの標語はアメリカの心理学者のジョン・グレイ氏の言葉です。
彼は人間関係の中でも男女関係について、独特な観点で多くの著書を出版されています。
日本語訳されたものも多くの人に読まれベストセラーになりました。

 

仕事や学校などのコミュニティの場で、苦手な相手にどうしても会わなければいけない場合があります。
苦手な相手に会うことは「”四苦八苦”の内の”怨憎会苦(おんぞうえく)”という苦しみである」とお釈迦様は説かれています。
お釈迦様の教えをまとめた『阿弥陀経』には下記のような言葉が記されています。

 

「青き色には青き光、黄なる色には黄なる光、赤き色には赤き光、白き色には白き光あり。(現代語訳)」

 

これは極楽浄土に咲く蓮の花が、様々な色で光り輝いている様子を表しています。
この言葉は、私たちはそれぞれ他人には出せない自分自身の色で光り輝いて生きている、ということを明らかにしています。
人は皆、自分にしか出せない個性や性格を持っています。
また、それぞれの生きてきた環境が違えばそれぞれの価値観も違います。

 

他人が放つ個性・性格を、自分と異なるものだと憎んだり妬んだりするのではなく、
お互いがお互いを尊重し助け合うことが大切なのです。

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