2025年04月14日(月)
お寺の掲示板
お寺の掲示板vol. 13『花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根は見えねんだなあ』 2025年4月 大谷裕樹~選

『花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根は見えねんだなあ』
相田みつを
梅や桃、桜など、春には様々な植物が美しい花を咲かせます。
私たちはこの色鮮やかな花にばかり心惹かれますが、
その花がどうやって栄養を得て、花咲かすまでに至ったのかは見落としがちです。
それは根からです。根は土の中にあるため、普段私たちは目にすることがありません。
全てを根底から支える本当に大事なものは、私たちの目に映らないものであると相田みつを氏はいいます。
親鸞聖人は『浄土和讃』で下記の詩を書かれています。
「十方微塵世界の 念仏の衆生をみそなわし
摂取してすてざれば 阿弥陀となづけたてまつる」
(現代語訳:数限りないすべての世界の念仏するものを見通され、摂め取って決してお捨てにならないので、阿弥陀と申しあげる。)
阿弥陀仏は浄土真宗の本尊で、すべての人を救おうと願いを立てられた仏様です。
そんな阿弥陀仏の色形を、私たちは実際に見ることはかないません。
しかし阿弥陀仏は、煩悩にまみれている私たちを見捨てず、いつも見守って下さると親鸞聖人は明らかにされています。
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